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椿

春を告げる花は梅ばかりではない。ツバキもまた春の花である。「椿」の字は国字で、春の事触れの花の意。中国では椿の木は別種となる。日本に自生していたのは藪椿でそこからさまざまな園芸種が作られたのである。

椿こそ日本の春の花なのだ。

 

赤い椿白い椿と落ちにけり

 

河東碧梧桐の句。

梅の花

梅は中国原産で、8世紀ころに日本に渡来したといわれている。万葉集の頃は花と言えば、桜ではなく梅であった。

人が梅を見に行くのは、春に先頭をきって咲くのが梅の花だからかもしれない。春到来の喜びを梅の開花に見出すのだろう。梅の句は数限りなくあるが、春の季節とシンクロするので明るく喜びに満ちた句が多い。

 

しら梅に明る夜ばかりとなりにけり

 

与謝蕪村の句。

梅祭り

第26回佐布里池梅祭りに行ってきた。知多市の佐布里池梅林は愛知県下最大の25種類5100本が植えられている。晴天の下、梅は今が見頃。


日本の梅集まりぬ佐布里池

杉原千畝と人道の道

会社の近くに平和小学校がある。公園から小学校の西側につながる並木道があり、看板が立てられていたので見てみると、「人道の道」とある。第2次世界大戦時、リトアニア大使館でビザを発行してユダヤ人難民を救出した杉原千畝が通っていたのが、平和小学校(当時は古渡尋常小学校)だったと書いてあり、その業績を顕彰して「人道の道」と名付け整備したとある。この道はよく使うが、知りませんでした。小さな発見。

 

卒業の子の名の残る巣箱かな

 

西山ゆりこの句。

 

 

ムッシュかまやつ逝く

ムッシュかまやつ、歌手のかまやつひろしがすい臓がんで亡くなった。

スパイダースの頃の記憶はおぼろげだが、「わが良き友よ」を歌っていた姿は鮮明に覚えている。あの歌は大ヒットしたが、吉田拓郎の曲だったからか。今聞くと、歌詞は古風な感じがする。「ばんから」なんていう言葉も完全に死後となってしまった。時代の変わり目の社会的ノスタルジーだったような気がする。

私はムッシュの笑い顔が好きでした。合掌。

 

亡き人の折々在す春炬燵

 

池田澄子の句。

 

春宵

夕暮れの後、夜がまだ更けない頃をいう。

その時間はまだ仕事中なのだ。

 

春宵や会ひたき人は会へぬ人

 

松枝真理子の句。誰と会いたいのだろう。

ウインナー・ソーセージ

ウインナー・ソーセージは昭和の時代に普及した食べ物だと思うが、最初に我が家の食卓に上がったのは、赤ウインナーだった。肉の食感あふれる今のウインナーはもう少し後。しかしなぜ赤色のウインナーだったんだろう。

ウインナーは手ごろな食材で重宝しますが、もうひとつの疑問はなぜスーパーでは2袋縛って販売するのだろう?お得感があって売れるからだろうか。不思議。

 

いきいきと三月生まる雲の奥

 

飯田龍太の句。今日から3月である。