熱田神宮

母の日とは何の関係もないが、熱田神宮へ参拝した。熱田の森は新緑に模様替え。参拝者はそれほどでもない。拝礼すれば、強い決意をするわけではないが、何となく気分はあらたまる。参拝を終えての帰り、拝殿へ向かう結婚式の列に出あった。白むくをまとった花嫁はすがしく美しかった。神前に契りをかわす若き夫婦の未来に幸あれと思う。土産に、きよめ餅を買って帰る。

 

初夏の白き花より吹かれけり

 

桂信子の句

 

 

ラッツ&スター

ユーチューブでラッツ&スターのLIVE「”逢えたら1996”」を見る。うまく編集されていて、たっぷり楽しめます。シャネルズの名前で芸能界で活動しだしたのが1980年、まだ大学生だった頃だから、本当に懐かしい。

リーダーの鈴木雅之が上手いのはもちろんだが、クワマンもいい声してたね。田代まさしがおかしくなってしまったので、もう活動再開はないのだろうが。

 

夏の日を掴んで落とす水車かな

 

しなだしんの句。

 

 

 

ジュンク堂書店

ジュンク堂書店は、名古屋駅前店、栄ロフト店ともによく利用させてもらっている。豊富な在庫から本が選べるので重宝している。俳句関係書籍は東海地区NO1だろう。

ジュンク堂書店の名前が、先代社長工藤淳の名前をひっくり返した「淳工藤」に由来することは、昨日初めて知りました。「淳久堂書店」の漢字表記名だったので、まさか「工藤」に関係するとは思わなかったのである。名前の由来を知ればジュンク堂書店に、より親しみがわくというもの。書店を取り巻く環境は大変ですが、がんばれ、ジュンク堂

 

隙間なく本の並びて薄暑光

 

 

鵜飼

11日から今年も長良川鵜飼が始まった。船頭の交通事故で5艘だった船が、再び6艘に復活したことは慶賀。1300年以上続く長良川鵜飼はの鵜匠は、宮内庁式部職の国家公務員というと、他県人にはびっくりして聞いてもらえる。古式な漁法を守り続けるとしたら、それが最善の方法だろう。篝火の中で鵜匠が鵜をさばき鮎をとる様子は幽玄な世界であり、一度は見る価値がある。

 

篝火を揺らしつ下る鵜飼舟

夏の闇ほうほうと鵜匠呼ぶ

鵜の首が浮きつ沈みつ長良川

鵜篝や火の粉川面に吸ひ込まる

姫女苑

散歩の途上、道の脇には姫女苑が一群となって咲いている。ありふれた野の花でたいして美しいわけではないが、白い花が浮かぶように咲くさまは妖しい感じがする。

その種子は35年の寿命をもち驚異的な繁殖力を持つらしい。そのため駆除は難しいとされる。ヒメジョオンはキク科ムカシヨモギ属の1年草。

 

ひと叢は月のしづくの姫女苑

 

関口恭代の句。

歯ブラシ

歯の手入れが悪かったので、歯を抜き入れ歯を作らななければならなくなった。

ただただ漫然と磨いているだけではダメということ。

子供にもらった電動歯ブラシと歯間ブラシを組み合わせ、丁寧な歯磨きをするようになりました。なにごとも、どれだけ手間暇かけたかが結果となって現れるのですね。

入れ歯とか子供の時はイメージできませんでしたが身近なものになってしまった。

 

花は葉にたいしたことも考へず

 

行方克巳の句。

 

 

藤の花

家から駅へ向かう通勤の途上、藤の花があちこちに美しく咲いている。紫の花房が垂れ下がる風景は、桜の花とはまた違った趣がある。

GW明けの仕事は、休み疲れもあり体が追い付いていかない。おまけに昨日は真夏かと思う温度で、体調維持が難しい。帰りの駅の人波の汗臭かったこと。

 

草臥(くたびれ)て宿かるころや藤の花

 

芭蕉の句。