ひやおろし

日本酒が切れたので、大竹酒店へ行く。ひやおろしがずらりと並べてありましたが、今回は『楯野川』の「純米大吟醸源流ひやおろし」をセレクト。もう今は沢山飲めないので美味い酒を味わいながら飲めればよい。

ひやおろし」は、冬に仕込み、春先に絞った酒を熟成に耐えられるよう火入れの加熱処理を行い、夏を冷たい蔵で蔵貯蔵し、秋口2度目の火入れをしないで生のまま出荷する季節限定の酒をいう。

 

しみじみと五臓六腑へひやおろし

肌寒

昨日東京は29℃の真夏日、名古屋も暑かった。昨日はシャツ一枚で過ごしたが、今日は上着を羽織って出勤。今日から雨日か続いて、だんだん寒くなっていく。「肌寒」は、羽織るものが欲しいような晩秋の寒さをいう。昨日は寒くて何回も目が覚めた。



影見えて肌寒き夜の柱かな


加藤暁台の句。

釣瓶落し

秋の日は、ストンと落ちるように暮れる。井戸の水を汲む釣瓶に例え「釣瓶落し」という季語になっている。もう生活の中に井戸がない、釣瓶も見たことがない人が大多数だろうな。
私が会社を出る頃には、街はすっかり夜となっており、夕暮れは見られない。


釣瓶落しといへど光茫しづかなり


水原秋桜子の句。

長谷川素逝

昨日10月10日は、長谷川素逝の忌日。長谷川素逝は昭和21年に40歳で亡くなる。戦場を題材にした第一句集『砲車』が余りに有名になってしまったので、本来の俳人としての評価が後回しにされた感は否めない。私はこの人の俳句好きである。


いちまいの朴の落葉のありしあと


長谷川素逝の句。

サツマイモ

散歩の途中、隣家の奥さんに呼び止められ、サツマイモをもらう。太くて大きなのが5個。うちではサツマイモを作っていないのでありがたい。

日本には16世紀に伝わり、宮古島から琉球へそして薩摩へと伝わったとされる。

「栗よりうまい十三里」などと言われるが、秋の代表的な甘い味覚。

 

ほつこりとはぜてめでたしふかし藷

 

富安風生の句。

南風メール句会9月度

「南風」の2回目のメール句会の結果発表のメール配信がある。

私の成績は2点句1、1点句1でした。2人から特選に選んでもらえたので前回よりは進歩。

今回の参加者は37名で最高得点は8点句。最大36点は可能であるが、必ず得点はばらける。俳句の感慨は人それぞれ違うからおもしろい。俳句に絶対はないのである。

 

深々と息する秋が羽交い絞め

 

投句した2点句。

秋祭

本日は地区の秋祭。地区の集会場にお昼に集まり宴会。私の住む区は38世帯。祭り当番が一年交代で回ってくる。祭り当番は5軒の家が担当。午前10時から会場設営、掃除、配膳を行う。現在は仕出し弁当なので昔に比べれば、準備も楽になった。秋祭は、収穫を紙に感謝して行われ、祖霊社の萩原神社から紅白の餅が配られる。

 

石段のはじめは地べた秋祭

 

三橋敏雄の句。