俳句アルファ25周年

奇数月14日は「俳句αアルファ」の発売日。書店レジで言われた精算額がいつもより多い。今回は25周年で、通常税込み1030円であるが、特別価格1200円のため。

「俳句αアルファ」は小生が初めて購入した俳句雑誌です。本雑誌で一番うれしいのは自分の投句した句が、入選かどうかはともかく活字になって掲載されること。これは楽しく励みになります。来年からは発刊サイクルが変わるらしいが、できるだけ頑張って続けてもらいたいものです。



今宵また一から始め鉦叩


倉田紘文の句。


ポリフェノール

ポリフェノールが高血圧予防に有効ということで、最近敏感になっている言葉第一位。カカオポリフェノールは血管を広げるというので、チョコレート食べてます。

サントリーウーロン茶のペットボトルを買ったら、ラベルの文字に『美味・健康 福建省推奨』の下に『ウーロン茶ポリフェノール』と帯文字にして書いてある。たいがいの植物の種や樹皮にはポリフェノールは含まれているが、商魂たくましいこと。昔から書いてあったのか覚えがない。



茶の花や声出して口あたたむる


岸田稚魚の句。

衣被

里芋は4株植えて、本日残りの2株を収穫。できた芋は小ぶりなので皮つきで茹でて衣被にする。本日は、塩でなく味噌をつけて晩酌のつまみ。笑点を観ながらたらふく食べる。まだ残っているので、残りは煮っころがしにしますか。

採れたてを食べるのが、一番美味いのです。だが、畑の食べ物も、だんだん減ってきて、冬に入ったことを実感する。

 

今生の今が倖せ衣被

 

鈴木真砂女の句。

 

 

冬空

11日土曜日、仕事は休み。パソコンに向かって数字と格闘していると疲れて仕方がない。休養も大切な仕事。

南風のメール句会、自分たちの携帯句会の俳句も準備しなくては。ということで電車に乗って俳句を作ることに集中。携帯句会の題は、<稲・刈・雀>季節を外れた言葉で作るのは難しいが、運営責任者はそんなことは言っていられない。

千種でおりて「ちくさ正文館」に立ち寄り、俳句書の新刊本『言葉となればもう古し 加藤楸邨論』(今井聖)等4冊購入。満腹になり、桜山周辺の古書店へ散歩がてら行こうと思ったが取りやめにして引き返す。

ユーチューブで津軽三味線びたり。吉田兄弟、柴田三兄妹、いいね。

 

 

冬空や猫塀づたひどこへもゆける

 

波多野爽波の句。

 

 

カメムシ

カメムシは放屁虫ともいい秋の季語。悪臭が嫌われて、本人の意思とは関係なく嫌われ者となっている。

朝方、灯りをつけるとしきりにぶつかる音。カメムシである、おいお前どこから入ってきた、どこに隠れていたんだ返答せい、と言ってもこたえるわけもないか。カメムシなどめずらしいわけでもないし、駆除するのも面倒だから放置しておく。なにもしなければ、悪臭のガスをまかれることはない

杉や檜の花粉がカメムシの食料となるため、杉檜の造林がすすむにつれてカメムシも数を増やしたらしい。台風の多い年はカメムシが多いが、今年はカメムシが大量に発生しているとのこと。

 

どうせなら暖かい部屋屁放虫

犬年齢

LINE に娘からメールが入る。9日はチップ(我が家の愛犬の名)の誕生日、13歳になりましたとある。
そうかもう13歳か、人間でいうと何歳になるんだ?獣医師会の換算表をみると、トイプードルは小型犬だから68歳か。いつの間にか、追い抜かれているではないか。お互いに歳だけはとったなと、今日も朝の散歩に出かける。



草々の呼びかはしつつ枯れてゆく


相生垣瓜人の句。

百円の男 ダイソー矢野博文

『百円の男 ダイソー矢野博文』(大下英治著、さくら舎)を読む。矢野の話として紹介されている一文に共感する。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になりますから。

 

 

十里のみち二十里のみち山眠る

 

高野素十の句。