2015-05-31から1日間の記事一覧

虚子探訪(96) 昼蚊

【虚子探訪(96)】 「見失ひし秋の昼蚊のあとほのか」 大正7年。秋の昼間、蚊に刺されておいかけたが見失ってしまった。蚊に刺された後だけがほのかに残っている。 「菖蒲剪るや遠く浮きたる葉一つ」 大正8年。婦人俳句会の連中、鎌倉に来る。はじめ邸にて。…