2015-06-05から1日間の記事一覧

虚子探訪(101) 冬帝

【虚子探訪(101)】 「山のかひに砧の月を見出せし」 大正8年。「かひ」は「峡」で山と山が迫っている所をいう。砧を打つ夜の仕事を照らし出す月明りを「 砧の月」と表現したもの。山あいに月を発見、砧を打つ音が夜に響く。 「冬帝先づ日をなげかけて駒ヶ嶽」…