2015-10-24から1日間の記事一覧

虚子探訪(242) 『五百句』ベスト20(下)

【虚子探訪(242)】 昭和時代からは10句。 わだつみに物の命のくらげかな 流れ行く大根の葉の早さかな たけかけてあたりものなき破魔矢かな 凍蝶の己が魂追うて飛ぶ 鴨の嘴よりたらたらと春の泥 顔抱いて犬が寝てをり菊の宿 玉虫の光残して飛びにけり 大いな…