つぶやきのような句ばかりだが、見て浮かんだことを言葉にかえた。2016年9月号から11月号掲載分。 鳥の声昨日と違ふ夏の空 本の背を眺めて独り蚊遣香 夏衣両肘を風撫でていく つば広の帽子真深く薄暑かな 旱空シャーペンの芯よく折れる 女郎花今日また少し…
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