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春浅し

立春がすぎ暦の上では春であるが、まだまだ寒く木々が芽吹くには間がある、春の準備段階といったところ。 散歩道の林の斜面が伐採されて寒々とした風情となる。栗の木も切られてしまった。雪などで倒木が電線に懸らないようにするためだろうが、ちょっと淋し…

今治タオル

松山旅行の最終日午後から車で、内子というところへ出かける。和蠟燭の生産地として栄えた地域で古い町並みがある。あいにくの雨天で、駐車場には車は一台もなく、道を歩いている人も無し。閑散を通り越して寒々とした景色。帰り道に4人の人に会ったのみ。土…

松山に行った

春や昔十五万石の城下哉 正岡子規の句。 中学時代の同級生7人で松山へ旅行した。 松山城へ登るロープウェイ入口の階段の壁には、高浜虚子や河東碧梧桐の大きな絵。場内には投句のポストが設置され、俳句の都市に来たことを実感。温暖な気候なのだろう、白梅…

甘平

甘平(かんぺい)は蜜柑の種類の一つで、2月が出荷の最盛期。一個が600円ぐらいする高級ミカンである。糖度11もあり凄く甘い。ポンカンと交配してできた新しいブランド。愛媛県はミカンの新種づくりに積極的で、一年の半分を違う種類のミカンが出荷時期のピー…

電気自動車

朝のTVニュースで、中国では今物凄く電気自動車に力を入れていると報道していた。北京市内のひどい大気汚染を考えれば頷ける対策である。400万元の新車が補助金などで200万元で買えるとなると、そりゃあバカスカ売れるわな。トヨタもハイブリッド車…

六平太よ永遠に

『総務部総務課山口六平太』第81巻を買い一気読み。この巻が完結巻となる。なぜなら作画の高井研一郎は故人となってしまったから。1986年に「ビッグコミック」に連載開始されて以来、30年にわたり休むことなく書き続けて、現役のまま亡くなった。最後の一コ…

猫俳句パラダイス

倉阪鬼一郎の『猫俳句パラダイス』(幻冬舎新書)を読み終える。倉阪氏は猫大好き人間だったのですね。猫の俳句ってこんなにあるのかと思うほど、猫尽くしの俳句アンソロジー。猫に夢中、淫しているといっても過言ではないですね。猫を様々な角度からとらえ…

節分

一月はあっという間に終わり、はや二月。スーパーやコンビニの店頭には節分の豆が並べられている。昔は、自分の家で育てた豆を煎り、豆巻きをしたことを思い出す。自分の年の数だけ豆を食べました。毎年節分で豆を巻き鬼を追い払うのだが、鬼はすぐ家に戻り…

木の葉髪

「木の葉髪」という季語がある。冬の抜け毛を落葉にたとえていうものであり冬の季語。人間の髪の毛は、季節によって抜ける量が異なるわけではないが、初冬の落葉が盛んな頃には、抜け毛を意識するからであろう。冬のわびしさが老いの実感をさらに強める。同…

月と六ペンス

愛知県美術館に「ゴッホとゴーギャン展」を観に行く。 高校生の頃、サマセットモームの『月と六ペンス』を読んだ。もう内容は忘れてしまったが、ストーリーにぐいぐい引き込まれ、ラストシーンのめくるめく盛り上がりは、小説を読む快感を存分に味わったこと…

倉庫会

名古屋古書会館へ「倉庫会」を覗きに行く。今年初めて行く古書展となる。行けば何かを買いたくなるというもので、「原石鼎ノオト」(原裕、鹿火屋会)「俳句と遊行」(森澄雄、富士見書房)「岡本眸の俳句を始める人のために」(岡本眸、池田書店)「ここが…

散髪

今日は昨日に続き暖かな日となる。髪の毛が伸びたので散髪に行く。いつも行くのは、理容室のチェーン店、10時開店スグに行ったのに、お客さんが多く30分待ちとなる。若いお兄さんがテキパキとカットしてくれて、30分で出来がリ。散髪は男性の7割が2か月以内…

第3回飯田龍太賞

第3回飯田龍太賞は、東京都の境幹生氏の「菜の花」が受賞。第1回から応募しているが、予選通過ができない。「案山子」のタイトルで出した私の15句。 案山子立ち案内をする道の駅立葵通リ過ぎ行く人ばかりとんとんと空かけ昇る黄鶺鴒焼鮎の骨も残さず食はれ…

小鳥狩と恵那

私は「南風」(村上鞆彦、津川絵理子共同代表)の会員であり、2月号に掲載されている「小鳥狩と恵那」のタイトルで書いたエッセイを再録します。 季語には、地域の行事、習俗と関連の強い季語がある。私が住む岐阜県でいえば代表的な季語は「鵜飼」であろう…

猫の俳句

倉阪鬼一郎の俳句アンソロジー『猫俳句パラダイス』(幻冬舎新書)は1月28日発売、842円です。べつに私は倉阪氏と友人でも知人でもありません。 私の持っている猫の俳句本は、村松友視の『猫踏んぢやった俳句』(角川学芸出版、平成26年)、これは『俳句』の…

怖い俳句

倉阪鬼一郎の『怖い俳句』(幻冬舎新書)を読み返す。倉阪鬼一郎は、今度猫の俳句のアンソロジーを出すらしい。 怖いという気持ちは何か。それは突き詰めると、死への恐れに他ならない。生の防御反応みたいなものか。俳句でわざわざ恐怖を詠むことはないが、…

寒鰤

スーパーに行くと「ブリ祭」と名付けて、さかんに鰤をセールスしていた。この時期の鰤は「寒鰤」と呼ばれ、産卵のために南下してくる鰤で、脂ものり大変美味。刺身に鍋に重宝な魚である。成長とともに名前が変わる出世魚で縁起もいいとなれば食べますね。 寒…

久女忌

1月21日は、杉田久女(1980~1946)の忌日である。「ホトトギス」の有力俳人であったが、昭和11年突然、高浜虚子により同人を除名され、失意のうちに病死する。彼女の夫である杉田宇内は、愛知県の旧小原村(現在は豊田市に合併)の大庄屋の息…

車検

本日、車検のため整備工場へ車を入れて代車をもらう。 今乗っているのは、スバルのXV。退職金を使い、初めてキャッシュで買った。もう購入してから3年になるのかと感慨深い。23歳で初めてマイカーを手に入れ、トヨタ、ホンダ、日産、富士重工といろんなメ…

大寒

「大寒」(だいかん)とは、二十四節季の一つで、一月二十日頃。その日と小寒に続く十五日間をいう。冬の中でも最も寒さが厳しい時だが、これを越えれば春の到来である。大寒の一戸もかくれなき故郷飯田龍太のこの句にまさる大寒の俳句はない。寒さの中に凛とし…

俳句世語り

アマゾンで注文した小沢信男『俳句世語り』(岩波新書、2016年)が届く。みすず書房の「みすず」に連載されたもの。冒頭俳句ではじまり、俳句で締める世相を眺めた随筆である。練達の文章がすうーっと頭に入ってくる。まだ最初を少し読んだだけであるが、知…

手袋

通勤にマフラーも手袋も使わなかったが、この冬からするようになった。手袋はモコモコするが、暖かい。 手袋は洋装の普及とともにひろまったとあるが、昔の日本は手作業が多かったということか。 手袋に五指を分ちて意を決す桂信子の句。

阪神淡路大震災

今日で阪神淡路大震災が起きて22年となる。あの日、布団の中にいて揺れて目が覚めた記憶がある。中部地区でもあの時は結構揺れた。TVニュースの被害者は見るたびに増えていき、神戸の街が燃えているのが強烈な印象として残っている。 日本は地震の国といえ…

最強寒波

最強寒波の影響で今日も雪に警戒が必要とのこと。青空も見えるが、白いものもちらつく。道路も斑で真白というわけではない、無事に出社できればいいが。一応今日で雪騒動も一段落するだろう。 寒波きぬ信濃へつゞく山河澄み 飯田蛇笏の句。 にぎわしき雪ひき…

今日も雪

今日もまた天気予報は雪。朝から、細かな雪がちらついている。空は真っ白で、青色はどこにもない。静かに重たげに時間が過ぎていく。 こんな日は家にじっとしているのが一番いい。何度も雪の日には、事故をして痛い目を見ている。窓の外を眺めて、雪の俳句を…

この冬最強の寒気が日本に押し寄せ、昨日の夜から雪が降りだした。朝窓を開ければ、白い風景が広がっている。降雪量はまだ大したことはないが、明日まで続くとなると心配なことである。今日は仕事は休みなのでありがたい。 まだもののかたちに雪の積もりをり…

元気が出る俳句

気分の落ち込んだ時、心癒されたい時に開くのが、倉阪鬼一郎の『元気が出る俳句』(幻冬舎新書)である。良くできた俳句アンソロジー、もう何回読み返しただろう。大岡信や村上護のアンソロジーも好きだが、本書は元気というテーマで編集されているので、読ん…

枯芒

立ち枯れした芒は、冬ともなればあちこちで見られる。 枯れつくした芒はそれはそれで趣があり、風に吹かれるさまは蕭条として心打つものがある。 「昭和枯れすすき」とかいう歌謡曲もあった。寒い冬という季節の象徴みたいなものだね。 枯芒ただ輝きぬ風の中…

福助

福助のお辞儀は永遠に雪がふる 鳥居真里子の句。 福助の人形は何所で作り、どこで売っているのだろう。 お辞儀をしたままの福助の人形、降り続く雪。 何とも言えない、印象深い味わいのある句だと思う。

鏡開

正月に歳神に供えた鏡餅を割ることを「鏡開」という。もう大きな餅を供えるところも少なくなった。「割る」のは縁起が悪いため「開く」を用いるらしい。家庭ではパックの飾餅である。だんだんに風情がなくなっていく。昔は家で餅を家族総出でついたが、餅つ…

携帯句会

携帯句会の投票結果を配信する。仲間内で始めた携帯を使った句会も36回となり、3年続いた。大学時代のサークル仲間で、全くの俳句は素人ばかり。石の上にも三年で、最近は俳句らしくなってきました。システムはネット句会みたいなもので、毎月9日に出題、出…

どんど焼き

「どんど焼き」は元々は小正月に、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やす、伝統的なお正月の火祭り行事である。私の住む地区では今年は8日に実施となった。田んぼに、長い竹を柱にして正月の門松を周…

採血

毎月1回、医者へ行き血圧の薬をもらっている。今日は検査のため、採血と採尿があった。注射が好きな人はあまりいないと思うが、注射針を皮膚に刺すとき見ていられる人と目をそらす人に分かれるのではないか。チクリと一瞬の傷みが過ぎれば、あとは何でもない…

竹婦人

長谷川櫂の『四季のうた 文字のかなたの声』で面白い俳句を見つけた。 右に賢夫人左に竹婦人 福永法弘の句。竹で編んだ抱き籠が竹婦人。賢夫人ですか、かなりヨイショしてませんか。この真ん中では、うなされそうだ。 寝るのは、やっぱり一人にかぎります。…

橘曙覧

越前福井の歌人、橘曙覧に「たのしみは」ではじまる「独楽吟」五十二首がある。 たのしみは三人の児どもすくすくと大きくなれる姿みる時 たのしみは心をおかぬ友どちと笑ひかたりて腹をよるとき たのしみはつねに好める焼豆腐うまく煮たてゝ食(くわ)せける…

仕事始

本日から、仕事始。引継も終了し、本格的に独り立ち。 五十歳後半、まだ一年生。今年も頑張りましょう。 ゆっくりと、いつもの日常が戻ってくる。 納豆と味噌汁仕事始かな 私の句。

三日

正月休みも今日が最後。娘がタイ旅行から帰ってくるので、駅へ迎えに行く。 ブックオフが20%オフというので出かけるが特に買いたいものもない。野鳥のポケット図鑑を1冊、ジャズのCD2枚購入。 お昼は雑煮で済ませたが、晩御飯は何をたべようか。 長男は…

とろろ汁

朝起きて、自然薯をすりおろし、カツオ出汁を混ぜ合わせて、とろろ汁を作った。私の住む地方は、正月2日の朝にとろろご飯を食べる風習がある。 「三日とろろ」といって東北・北関東地方は1月3日に食べるらしい。東京オリンピック銅メダリストのマラソンラン…

元日

本日も快晴。暖かい日が続く、三が日は晴天が続く見込み。 新年の挨拶。母と娘にお年玉。年賀状が届く。神社へお詣り。TV は駅伝の放送。 いつもの正月風景、すべて世は事も無し。 元日や手を洗ひをる夕ごころ 芥川龍之介の句。

大晦日

本日、2016年大晦日。天気は快晴。 門松を飾り、妻と街へ買い物へ。喫茶店「ランプ」でモーニングコーヒー。 友人のお花屋さんは、本日半額デイ。10時開店を並んで待って、正月用の飾り花と鉢植えシクラメンを買う。町内のスーパー「オークワ」で、食品と酒の買…

小川軽舟

小川軽舟『俳句と暮らす』(中公新書)を読んでいる。 小川軽舟は、銀行員から一般企業へ転籍出向。ただいま単身赴任中。 私も元銀行員、単身赴任も何度もしたので、その気持ちがよくわかる。ご苦労様とエールを告げたい。 死ぬときは箸置くやうに草の花 小…

娘の帰省

長女は東京の大学に進学し、東京の企業に就職した。実家に帰ってくるのは、盆と正月。 今日は娘の帰ってくる日である。帰ってきた翌日には、友人達とタイへ旅行とのこと。忙しいことだが、元気に暮らしていれば、それでよし。 巣立鳥さえぎるものは空になし …

年用意

新年を迎えるためのいろいろな支度を「年用意」という。掃除、修繕、正月用の買物、門松、餅の手配、年木取りなど、やることの多い事。せかされるように毎日が過ぎていく。 山国にがらんと住みて年用意 廣瀬直人の句。

阿波野青畝

12月23日は「青畝忌」。歳時記には、『奈良県高取町生まれ。「ホトトギス」同人として写生を究め、のちに「かつらぎ」を創刊主宰。晩年は自在の境地に達した。』とある。 阿波野青畝の俳句がとても好きだ。自在に言葉をあやつり、俳諧の愉しさ,おもしろさを…

煤払

自宅の大掃除を慣行。休みが大晦日しかないので今日を逃すと掃除ができない。 窓ふきやら、廊下、扉の拭き掃除をして、1年の汚れを取る。 この「煤払」(すすはらい)という季語も、もう普通の家では火を焚くことがなくなったので、煤が発生しないので、実感…

クリスマス

今日はクリスマス。朝日がまぶしい、晴れた一日になりそう。 携帯句会の仲間に「2016年総集編マイベスト3」を配信。酒の席の余興で始めた携帯句会も3年続いた。各自の作品を読み返すと、なんとなくその人がジワリと句に浮かんでいる。俳句っていいなと思う…

年賀状

年賀状という風習はいつから始まったものだろう。子供のころから、大人の真似で年賀状を出しはじめ今に続いている。今の子供たちはメールで代用して年賀状を出さなくなっているようだ。 パソコンで年賀状ソフトを使って作成しているのだが、プリンターのイン…

南天

昨日の夜は激しく雨が降った。天皇誕生日の今朝には雨は上がり、しっとりとした空気が満ちている。南天の実が赤々と目にも鮮やか。冬の蕭条とした景色の中に際立っている。 口切や南天の実の赤き頃 夏目漱石の句。

出生数

今朝の新聞の見出しは、「出生数初の100万人割れへ」。人口減少が続く日本、少子化が止まらない。 子供は国の宝、若い夫婦が2人子供を産み育ててくれれば、減少を止められると思うが。 寒き世に泪そなへて生れ来し 正木浩一の句。

葛湯

葛湯の素をもらった。もともと葛湯は、葛の粉に砂糖を入れて水で溶き、熱湯を注いで作った。寒い日に飲めば、身体が芯から温まる。いいもんです。 さむさうな木があり葛湯吹いてをり 山尾玉藻の句。