ブログ開設50日経過 !

【自解・萩原16】

「秒針の音が聞える秋寒し」

一人で静かな部屋に座っていると、時計の秒針の進む音が聞こえる。寒さが身に沁みる季節へと移ってゆく。

「墨で描いたような雲だ冬隣」

秋の曇空。水墨画のようなグレーな世界。

「光線が空を切り分け秋の朝」

朝日新聞の会社マークのような空を見て作句。朝日の光線が幾筋ものびて、空を切り分けた印象的な朝の風景。

「十月の蝉鳴く声の幽かなり」

十月ともなれば、あれほど鳴いていた蝉も僅かになり、法師蝉の最後の残党が鳴いている。やがて、その声も消えて秋が深まってゆく。

鰯雲垂直に立つ試験塔」

稲沢市の昇降機試験塔」の前書き。全長173mの細身の白い塔が屹立するのが、どこからもよく見える。三菱電機稲沢製作所のエレベーター試験塔である。鰯雲の横の広がりと試験塔の縦の垂直の対比。

ブログ開設して本日で50日。
50本目の記事アップ。よく続いた。
読んでくれた人に感謝。