元気がでる俳句

【自解・萩原】シリーズも20回、100句を紹介した。
ちょいと一休み。

俳句は「自由」、俳句は「自在」。極楽の文芸、そう思っている。

いつか、胸に沁みる一句をものにしたい。精進あるのみ。



「恋猫の世界を敵にまはしても」(大木あまり)


作れそうで作れない句、こんな大見得切ってみたい。



「人の世をやさしと思ふ花菜漬」(後藤比奈夫)


大好きな句。後藤比奈夫の俳句の優しさ、暖かさ。



「蝶々や何を夢見て羽づかひ」(千代女)


加賀の千代女である。江戸時代の作品だが古さは全く感じない。



倉阪鬼一郎『元気がでる俳句』(幻冬舎新書)から、三句抜いてみた。

名古屋古書会館の「倉庫会」をのぞき、「加藤楸村読本」など7冊買う。鶴舞公園の桜を見て帰る。