点滴

【自解・萩原35】

「風強し枯キンポウゲ揺れて在り」

四日市の句と同日作成。枯れたキンポウゲが強風に揺れている様子。

「救急車サイレンの音寒気割る」

救急車のサイレン音が鳴ると、事件が起きたと思う。寒気を切り裂き、救急車は疾走する。

「冬靄の白くかぶさり景色消ゆ」

冬の靄が発生した日の様子。

「点滴にくだを巻かれて春を待つ」

友人のお見舞いに病院に行き作った句。点滴の管が何本もつなげられていた。

「あぁ 言葉なくせり春一日」

2011年3月11日発生した東日本大震災を悼み作句。慎んで犠牲者の方々に哀悼の意を表します、「ぁ」の後に三文字の空白を入れ作句したのですが本ブログではうまく処理できず、文字の間隔が詰まった状態で表示されています。


携帯句会4月例会、近氏より投句メール。投句、二人目です。句会も4回になり、参加メンバーの投句も、最近は格段に俳句らしくなってきたような感じがします。