2014-06-08 小沢昭一週間(6日目) 小沢昭一は俳句について「全く俳句は、ナマヤサシイ楽しさではありません。私にとっては、何よりも、もちろん仕事よりも楽しいのです。」と書いている。俳句にぞっこん惚れこんでいるのである。 「寒釣りや同じ顔ぶれ同じ場所」鷹羽狩行が採った句。「昼の湯の西陽や隅に太鼓持ち」太鼓持ちは今もいるのだろうか。絶滅危惧種?「落ち蝉の虚空に向けて合掌す」南無阿弥陀仏。「むきだしの命はねたり青かえる」「むきだしの」この言い廻しがしびれる。