猫の俳句
東京の八重洲ブックセンターで石寒太著の『日めくり猫句 』(牧野出版 、2007年初)という本を購入。この本猫の俳句ばかりを1年間紹介したもの。世の中の人は猫好きと犬好きに大別されるらしい。私は戌年でトイプードル飼っているから犬好きか。この企画、出版社の社長が大の猫好きなため実現したらしい。
猫の俳句で一番最初に思い浮かぶのは、万太郎の句か。
「叱られて目をつぶる猫春隣」(久保田万太郎)
あと有名なのは、
「百代の過客しんがりに猫の仔も」(加藤楸邨)
「恋猫の恋する猫で押し通す」(永田耕衣)
「黒猫の子のぞろぞろと月夜かな」(飯田龍太)
がありますが、あるもんですね猫の句。
私めも幾つか作ったはず。
「秋の日や哲学の道猫の道」
「車燈つき猫宵闇へ走り去る」
「唸り声無月の庭に猫が寄る」