犬の俳句

昨日は猫の俳句を紹介したので、本日は犬の俳句。

まずは、虚子大先生の

「顔抱いて犬が寝てをり菊の宿」

実に気持ちよさそうな犬の寝顔。

「土堤を外れ枯野の犬となり行けり」

山口誓子のハードボイルドな犬。

「犬が足踏まれし声す焚火の輪」

ドジな犬です。右城暮石の句。

「犬を飼ふ 飼ふたびに死ぬ 犬を飼ふ」

筑紫磐井の句、沁みるなあ。


さて、自作を幾つか。

「秋の暮帰りなんいざ犬が待つ」

「冬の朝瀬音犬吠え飛行音」

「梅雨寒やリード引きずり迷い犬」