千日紅

【『萩原』以後(10)】


「千日紅ぽんぽんぽんと顔を出し」


千日紅(センニチコウ)は、ヒユ科の春蒔き1年草。夏から秋に開花する。炎天下にもめげずに茎分かれして、球状の花を咲かせる。花の咲く様子は「ぽんぽんぽんと」の形容詞がぴったりくる。


「西天に姿を消さず今朝の月」


朝、西の空に白い月が残っているのを見ることがある。
太陽と月とが同時に存在する風景。