冬ざるる

【『萩原』以後(20)】


「年の暮折り返し点はとうに過ぎ」


人生に折り返し点など無い。なぜなら来た方向へ戻っていくことなどないからである。しかし、55歳となりこれからさらに55年生きることができるかと言えば、可能性は極めて低い。やはり人生の半分は過ぎてしまったのだ。残された年月は僅かかもしれない。


「冬ざるる座席に巨躯をもてあます」


モスバーガーの店に100Kg以上の巨漢の若者が来店。座席に座ったが、自分の肉がはみ出して窮屈そうだった。しかし、それでも肉を食う、ハンバーガーを注文する。人は哀しや。


角川の『俳句』に投句。
M女史より選句メール届く。当面選句のみ参加とのこと。お付き合い、ありがとうございます。