【2014年(1)】
〈『萩原』以後 〉シリーズは、2013年に作った句は一部を残して大方紹介したので、一旦中断。新しく【2014年】のタイトルで、今年作った俳句を少しずつ披露していきます。
「初日の出今日の次くる明日かな」
明日という日は、必ず今日の次に来る。飛び越えて明日が来ることはあり得ない。明日のことをとやかく言うまえに、まず今日のことを片付けなければ。当たり前のことを改めて思う新年。
「うたかたの言葉結びて年明くる」
「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、ひさしくとどまりたるためしなし」(方丈記)。