林ふじを句集 川柳みだれ髪(8)

「Ⅵ絶叫」13句より。昭和34年の作品。絶筆となる。

 

「ベツドの絶叫夜のブランコに乗る」

「師と歩む師を超えようとするあがき」

「生命線プツリとやせたてのひらよ」

「力なき手に愛情をまさぐるよ」

「イエスではない眼あたしにだけわかる」

 

川柳に出会えたことが彼女にとって救いとなったのではないだろうか。

今回で林ふじをの句集紹介は終了です。