2015-06-12 虚子探訪(108) 月の友 【虚子探訪(108)】 「早苗籠負うて走りぬ雨の中」 大正12年。戸塚俳句会。苗を入れた籠を背負って、雨の中を走って行く人がいる。梅雨時の田植の一光景。 「月の友三人を追ふ一人かな」 大正12年10月22日。丹波竹田の泊雲居を訪ふ。旧暦9月十三夜、晴れて霧深し。泊月、野風呂と共に出でゝ田圃道を歩く。白川遅れて来る。 月を見に外へでた。「月の友」である仲良し3人組である、そして遅れてもう一人。