虚子探訪(151) 柊

【虚子探訪(151)】

 

「柊をさす母によりそひにけり」

 

昭和3年2月。節分には、柊の枝を鰯に刺して飾り魔除けとした。虚子の母追慕の句。

 

「草間に光りつづける春の水」

 

昭和3年4月7日。婦人俳句会。草の間にキラキラ光るもの、それは春の水。水のきらめきが伝わってくる。