2015-07-31 虚子探訪(157) 熔岩 【虚子探訪(157)】 「熔岩の上を 足(はだし)の島男」 昭和3年10月10日。薩摩に赴き、桜島に遊ぶ。桜島の熔岩の上を地元の人は裸足で歩いている様子が、珍しく感じられたのである。 「七盛の墓包み降る椎の露」 昭和3年10月。赤間宮参拝。下関市にある赤間神宮。祭神は安徳天皇。境内にある平家の武将を祀った墓を七盛塚と呼ぶ。椎の葉の梅雨が、七盛の墓に降り注いでいるのである。