虚子探訪(169) 西行忌

【虚子探訪(169)】

 

「ほつかりと梢に日あり霜の朝」

 

昭和5年1月19日。発行所例会。

霜の朝の光景。梢に乗った朝日のほんのりとした朝日の明るい様子が詠まれる。「ほつかりと」は「ぽつかりと」が推敲された。

 

「栞して山家集あり西行忌」

 

昭和5年3月13日。七宝会。発行所。栞をはさんだ『山家集』が手元にある。今日は西行忌。