虚子探訪(172) 高野山

【虚子探訪(172)】

 

「炎天の空美しや高野山

 

昭和5年7月13日。旭川、鍋平朝臣等と高野山に遊ぶ。

7月の高野山は、炎天下ではあったが青空が一面に広がり美しい姿を見せてくれた。

 

「闇なれば衣まとふ間の裸かな」

 

昭和5年7月24日。東大俳句会。闇の中で着替える女性。時たま虚子先生、こういう艶っぽい句を作り楽しんでいる。