虚子探訪(184) 星月夜

【虚子探訪(184)】

 

「われの星燃えてをるなり星月夜」

 

昭和6年9月17日。丸之内倶楽部俳句会。

星空に輝く数多の星の一つ、あれが私の星と決めた。煌々と燃える我が星。

 

「秋風のだんだん荒し蘆の原」

 

昭和6年9月18日。家庭俳句会。羽田穴守海岸吟行。

蘆原に、秋風はだんだん強く、そして荒々しく吹いてくるのだ。