2015-09-03 虚子探訪(191) 古言海 【虚子探訪(191)】 「炭斗(すみとり)は所定まず座右にあり」 昭和6年12月14日。笹鳴会。丸ビル集会室。 「炭斗(すみとり)」は、木炭を小出しにしていれておく箱。なんやこれの句ですね。寒いから炭が要るのはわかりますが。 「水仙や表紙とれたる古言海」 昭和7年1月28日。丸之内倶楽部句会。「言海」は辞書の名前。表紙がとれるほどよく使いこんである。水仙は、庭に咲いているのか、部屋にいけてあるのか。虚子の著述生活が伺える。