虚子探訪(197) 燕
【虚子探訪(197)】
「燕のゆるく飛び居る何の意ぞ」
昭和7年5月7日。水竹居祝賀会。四ツ木吉野園。
いつもはせわし気に飛び交う燕が、今日はゆっくりと飛んでいる。どうしたんだろうねえと不思議に思う気持ちをそのまま句に。
「春の浜大いなる輪が画いてある」
昭和7年5月9日。笹鳴会。片瀬西浜、保岡別邸。
海岸の砂浜に大きな輪が描いてあるのが見える。春の明るくのびやかな一日を口語で詠んだ。
【虚子探訪(197)】
「燕のゆるく飛び居る何の意ぞ」
昭和7年5月7日。水竹居祝賀会。四ツ木吉野園。
いつもはせわし気に飛び交う燕が、今日はゆっくりと飛んでいる。どうしたんだろうねえと不思議に思う気持ちをそのまま句に。
「春の浜大いなる輪が画いてある」
昭和7年5月9日。笹鳴会。片瀬西浜、保岡別邸。
海岸の砂浜に大きな輪が描いてあるのが見える。春の明るくのびやかな一日を口語で詠んだ。