2015-09-15 虚子探訪(203) 木の実 【虚子探訪(203)】 「大小の木の実を人にたとへたり」 昭和7年11月14日。笹鳴会。丸ビル集会室。 そのままに読めばよいのかな。それがどうしたと突っ込みを入れたくなる。 「描初(かきぞめ)の壺に仲秋の句を題す」 昭和8年1月1日。鎌倉宅病臥。皿井旭川来、枕頭に壺の図を描く。 虚子は流行性感冒で臥せっていたが、年賀に訪れた旭カが壺の絵を描き、虚子が賛をしたとある。何故「仲秋」だったのかは分からない。