春一番

【2015年俳句(31)】

 

幾千の言葉も足りず青き踏む

 

「青き踏む」は春の季語で、草の萌え出た野を歩き楽しむこと。春の到来の喜びは、言葉では言い尽くせない。

 

春一番忘れた頃の良き便り

 

とっくに忘れていた突然届いたうれしい報せ。春一番が吹く頃のこと。