風の又三郎

【2015年俳句(65)】

 

夏木立うたごえ風の又三郎

 

宮沢賢治の「風の又三郎」、樹々の間を抜ける風の音。どっどど どどうど どどうど どどう。

 

新館にあいうええおあお風薫る

 

学生時代、劇団にいた。大学の教養部新館の建物で発声練習「あいうええおあお、かきくけけこかこ、・・・」と続く。