追悼 伊藤清

同年の飲み仲間、伊藤清君が逝き一週間。
追悼の6句。ただただ淋しいだけ。


目覚めれば黒々とあり春の闇

訃報告ぐ携帯電話余寒かな

鶯の声も聞かずに急ぎたる

春嵐行き行きて戻り来ぬ人

これきりと花投げ入れて二月尽

遺影のみ笑ひ顔なり山椿