野良猫

【2015年俳句(147)】

 

飼い犬の泣きそうな眼や冬に入る

 

じっと私を見つめる犬の目は、泣きそうな眼差しで切なくなるのである。

 

野良猫もまた振り返り冬の道

 

散歩する私を見ている猫が移動した。振り返ると、猫もまたこちらを振り返り見ていた。