家の前の道路を挟んで向かい側は空地。かつては家が建っていたが転居して取り壊され、畑となっているが、少し手入れをしないとすぐに草ぼうぼうの状態になってしまう。今は、野菊とカラスエンドウが一面に繁殖している。
野菊は白色の花を咲かせるが、よく見るとかすかに紫もかかっている。花は、はかなげな雰囲気がある。野菊の花言葉は、「清爽」「障害」。野菊をタイトルにした「野菊の墓」は伊藤左千夫の小説。15才の政夫と17才の民子の淡い恋。掲載されたのが高浜虚子の「ホトトギス」であり、小説を絶賛したのが夏目漱石。
紫をほのかに野菊白かりし