若葉風

近藤昌子(1932年生)の俳句です。

 

若葉風腕に飛び込む子と倒る

 

爽やかな風が吹く戸外。親の元へ走り込んでくる小さな子供、その勢いに押されて親も倒れてしまったのである。子の成長を喜ぶ親の気持ちがよく表現されている。もうその子も大きくなって、孫を連れてくるのかもしれない。