山響集

『飯田蛇笏全句集』の「山響集」(こだましゅう)を読んでいる。

昭和12年、長男が急性盲腸炎となり即時入院し腹部切開の大手術となった。その時の句が「生命と風景」の小題をつけてならぶ。手術は成功し良好な経過をたどるが、この間の親の気持ちが身に染みる。しかしこの後、長男も三男も蛇笏は戦争で失うのである。

 

秋の灯に見まじとす子の血が見ゆる

 

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