小鳥狩

秋に渡ってくる小鳥類を捕獲することを「小鳥狩」(ことりがり)といい秋の季語である。霞網をかけて捕獲する方法が一般的だが、今は全面的に禁止されている。かつては貴重なタンパク源として鳥類を捕獲したものだ。高浜虚子をはじめ有名な俳人の恵那、中津川あたりで小鳥狩りをして句が多く残されている。この季語もやがて死語となるのだろう。

 

川上や黄昏かゝる小鳥あみ

 

蕪村の弟子、黒柳召波の句。