余寒

毎朝、犬を連れて散歩をする。今日は寒いのか、犬もなかなか腰をあげない。ひっぱるように連れ出す。昨日まで雪が降っていたので、全体に気温が低下しているのか、手足が冷たく感じる。

春寒には春でありながら寒いという印象があるのに対し、余寒には寒があけてもなお寒さが残っているという気分があると歳時記は記す。なるほどと思う。

余寒といえば、この句がまず最初に思い浮かぶ。

 

鎌倉を驚かしたる余寒あり

 

高浜虚子の句。