旬の歳時記

朝日新書の『旬の歳時記』(2009年、朝日新聞出版)を読んでいる。ページを開くと右側に俳句、左側に料理写真の構成で、読めば口中に唾が湧き出てきてとまらない。

 

「灰汁抜きは、蕨の上に重曹を振りかけて熱湯を注ぎ、落とし蓋をしておくだけ。茹でないだけに歯ごたえがよい。三センチほどの長さに切った蕨に、辛味の大根おろしをのせ、ぽん酢をかけていただく。」なんてフレーズを読むと、蕨が無性に食べたくなってくるのです。日本の食材は多種多様、旨いもの沢山あります。

 

こまごまと白き歯並や桜鯛

 

川端茅舎の句。