大岡信逝去

詩人、評論家の大岡信が5日、肺炎で86歳の生涯を閉じた。2009年に脳出血で倒れてからは第一線を退いて療養中であった。

大岡信と言えば、私には「折々のうた」である。俳句の入り口はこのシリーズで色々な俳句を読むことから始まった。詩作品は読まなかったが、「折々のうた」や評論集など俳句の道案内をしてもらった。どの世界にもよき先導者が必要だと、つくづく思う。合掌。

 

鳥帰る無辺の光追ひながら

 

佐藤鬼房の句。