転載

『南風』6月号の「光彩抄」で前田照子さんのコメントをいただきました。

 

初電車父と娘と相向かひ

 

四人掛けのボックス席だろう。膝が触れそうな距離。成人した女の子と父親との微妙な関係が、「相向かひ」ですべて言い尽されている。「初電車」という設定で、華やいだ。

 

これだけ汲み取って鑑賞いただければ本望です。