草間時彦『瀧の音』

草間時彦の第八句集『瀧の音』を入手したので早速読みました。著者の八十歳代の句集である。年齢を感じる句が多く、病気や老いが頻繁に題材にとりあげられている。草間は本句集で蛇笏賞を受賞、翌年八十三歳で亡くなっている。


八十歳は実感なき年齢だったが、来年還暦を迎える年になってみると、そんなに遠くでもないかとも思う。

 

千年の杉や欅や瀧の音

 

句集名となった俳句、句集より。