沢木欣一

昨日は仕事だった。夜9時に家へ帰る時には雪が降っていた。

開けて今朝は快晴。昨日の雪も解けてしまうだろう。

春陽堂の俳句文庫『沢木欣一』を読む。このシリーズは、自選300句というのがいいよね、作者の目指したものがよくわかる。沢木欣一は社会性俳句を主導して強面の印象が強いが、生涯の句をたどると、有名な「塩田に百日筋目つけ通し」の句だけではない詩心を持った人だったのだと思う。

 

八雲わけ大白鳥の行方かな

 

欣一の昭和終焉を詠んだ句。