デクスター・ゴードン『GO』
通勤に聞くCDを、リー・モーガンの『キャンディ』から、デクスター・ゴードンの『GO』へチェンジした。村上春樹のデクスター・ゴードンの印象は、大きな樫の古木だという。身長は約2メートルもあったらしい。「背が高く、帽子がよく似合う、ハンサムで寡黙でクールなテナーマン、デクスター・ゴードン」が村上の人物評。この人が吹きまくるテナー・サックスの太く粘っこい音がたまらなく、かっこいいのだ。タイトルどおりGOという気分になっていく。
木の間とぶ雲のはやさや春浅き
三好達治の句。