2018-03-14 南風集 自作(3) 多作多捨が大事という。多作というほど作句できず、いつも投句するのに四苦八苦。 2016年6月号から8月号。 これきりと花投げ入れて二月尽 遺影のみ笑ひ顔なり山椿 水仙に頭をあてて犬通る 春の海猫ゆつくりと降りてくる 桜餅一つは君に取つておく 花曇心音未だ定まらず ヒヤシンスさらに強まる雨の音 胸元を大きく広げ夏来る カモシカも通る道なり青時雨