2018-03-19 南風集 自作(7) なめらかに言葉が紡がれていく時がある。言葉が啓示の如く突然現れる時がある。だから俳句は面白い。春の星三々五々と燈火消ゆ 後ろより人現れぬ梅真白 雛納めジャズを流して日曜日 かの空の一点となりつばくらめ 新学期煌々として夜の塾 とりたての土筆少々朝の膳 若葉風啄みやめぬ雀たち 立葵髪なびかせて女学生 グランドに人影のなし薄暑光 百日紅何して遊ぶ誰誘ふ