春雨

「春雨」は、「しめやかに小止みなく降る春の雨」と歳時記に書かれている。

本日は雨模様。朝早く結婚式に出席するため帰省した長女を駅に送り、区長の仕事の回覧板を各班に配布して歩く。

 

部屋の窓から山桜が全面に見える。そろそろ花も散りはじめた。その下には楓の若葉が噴くように繁っている。我が家の庭も、椿、ハナミズキ、馬酔木の花はまだ咲いてをり、柿若葉が目に鮮やか。田舎暮らしの醍醐味というべきか。

 

春雨のあがるともなき明るさに

 

星野立子の句。