烏の巣

駐車場を出て踏切をわたると、線路沿いの道の脇に、大きな樫の木が立っている。いま若葉におおわれているが、その中に烏の巣を発見。親鳥が餌を運んで行き来を繰り返している。「烏の巣」は春の季語、春は鳥たちの繁殖期であり、子育ての時期。烏もまた鳥類である。こんなところに巣をつくるのかと思いながら、駅に向かう。


鳥の巣に鳥が入つてゆくところ

波多野爽波の句。