心太

夏の食べ物と言えば、いろいろあるが「心太(ところてん)」もその一つ。毎日食べるわけではないが、たまに食べたくなる食べ物。家の冷蔵庫にも1パック買い置きしている。さっぱりとした食感が好きだ。心太の俳句と言えば、草野草城の「ところてん煙のごとく沈みをり」が真っ先に浮かぶ。しかしなぜ、「ところてん」のことを「心が太い」と表記するのだろう。細く柔らかな外見の食べ物だが。

 

くみおきて水に木の香や心太

 

高田正子の句。