肌脱

角川歳時記は、「肌脱」(はだぬぎ)を暑い日に上半身の衣類を脱ぎ、肌を出すことと説明している。片半身だけ脱ぐのを「片肌脱」、両肩の肌を出してしまうことを「諸肌脱」という。服装がかわってしまったので、こうした光景もみられない。個人的には、もはや人様にみせるような肉体でもないのは、言わずもがな。

 

諸肌ををさめて齢さびしめる

 

上田五千石の句。