バナナ

バナナが日本に初めて輸入されたのは20世紀初頭だが、ミカンやリンゴと同列に、スーパーにならべられ、極めてありふれた光景となっている。バナナは夏の季語である。決めたのは高浜虚子、熱帯季語の一つ。虚子も痴呆的と呼ばれたバナナの句を作っているが、バナナに罪はない。カリウム豊富なバナナは、繰り返し食べても飽きがこない。


海は照り青きバナナの店ならぶ


田村木国の句。